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メジャーな友人

2024.03.15更新

毎年この時期に太宰府天満宮に梅を見に行きます。ここにはもう一つ楽しみがあって、梅の蜜を吸いにくるメジロの撮影です。が、今年は天候不順で梅が一斉には咲かず、メジロもいない。仕方なく梅ヶ枝餅だけ食べて帰って来ました。温暖化の影響はこんな所にも現れてますね。

 
メジャーな友人

 
さて、私の小学校時代の友人に面白い人がいます。名前は西畑誠君。もしよければ、今検索してみてください。いかにもインテリ風な顔が出てくると思います(笑)

彼自身語っていたのですが、日本での学歴は大した事なく、就職超氷河期だったこともあって、父親から「どうせ就職できないなら、アメリカに留学したらどうだ?」と提案され、シアトルへ。これが彼の人生を劇的に変えました。ちなみにネットではアメリカでMBA取得と格好よく書かれてますが、アメリカでは楽しく遊んでいたとの本人談です。

留学後、彼はYahoo!という企業が日本法人を作る事を知ります。半信半疑で就職し、結果としてネットオークションの仕組みを作りました。これが今のヤフオクです。そうこうしている間に、Appleという企業から誘われ、これまた半信半疑に入ったそうです。いうまでもなく、あのiPhoneのAppleです。ここでは幅広くマーケティングの仕事をしたのだとか。
次に行ったのがGoogle。ここでも日本での売上拡大で活躍した彼は、同じビルにあるメルカリから社長直轄のマーケティング部隊に誘われ、転職しました。

よくもこれだけ、わらしべ長者のようにメジャー所を渡り歩いたと思います。絵に描いたようなサクセスストーリーで、久しぶりに会った時はひたすら驚きました。そして今、彼の肩書きはなんと、ゴーゴーカレーの社長です。いわゆるフードテックを推進すべく奮闘しており、55 歳までに世界一を目指すとのこと。カレー屋で、しかも世界一と言われてもどのくらい大変なのか全くピンと来ないのですが、彼ならやり遂げそうな気がします。
こういう同級生がいる事は本当に励みになります。50 歳はまだまだ通過点。絶えず夢を持ち、チャンスが来たら迷わず挑戦せねばと思う次第です

 
あなたは〇〇な人ではないかもしれない

 
その西畑君ですが、私が知る限り大人しくて、周囲にジョークを飛ばすタイプでもありませんでした。今はとても堂々としていて、話も面白い。かなりというか、180度印象が変わりました。親からもらったDNAはもちろんあるのでしょうが、それ以上に周囲の環境や努力で人は変わるのだと思います。

よく若手が、私は〇〇な人だから…と言うのを聞きます。

・営業が苦手
・初対面が苦手
・人前で話すのが苦手
・事務作業が苦手

しかし、その大半はほんの少しの経験、しかも大した努力もせずに決めつけている…いわばピーマンの好き嫌いみたいなものです。やらせてみたらすごく適性があった…なんて事はそこら中にあります。
今の20代は特に、周囲が遠慮して、嫌いな事を無理矢理させられたなんて経験はあまりしていません。本人が好きな事だけやって成功すればそれが一番ですが、若い頃の好き嫌いなんて本当にアテにならないものです。

 
年長者が経験則で適性があると思ったら、説得してやらせてみる事で大きな花が咲くかもしれません。翻って、少なくとも30代までは自分の可能性を自分で狭めないようにして欲しいと思います