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【経営の決断101項より】学びが多かった点をご紹介します

2022.09.15更新

皆様こんにちは!
お盆に、支援している CANDY FARM さんを訪問するため北海道に行きました。ホテルに着いて、ストレッチをしたその瞬間、「グキッ……!?」と腰がなり、そのまま動けなくなりました……。
というわけで、お盆は札幌のホテルで寝ていました。
旅行最終日の 15 日が月曜日、1 件だけペインクリニックが開いていたので行ってみると、午前中だけで 50 名予約が入っていました。どこも休んでいるので、ここしかないわけです。改めて、「人と違うことをやる」のが事業の鉄則だと思いました。
とっても良い先生で、痛み止めを打っていただき、なんとか午後の飛行機で帰って来ることができました。
寝込んでいる時に読んだ本で、スター精密会長の佐藤肇氏の著書『経営の決断 101 項』は内容的に素晴らしかったので、その中からいくつかご紹介します。

社長が高級車に乗るなら、同等の利益を出せ!

私も車が大好きなので耳が痛いのですが、「高級車に乗ってもよいが、社長の私利私欲を満たすだけの経営では事業の繁栄は望めない。スタッフの給与を上げるのが先では?」ということです。
更にいうなら、節税も程々にしておかないと、社内制度や財務諸表がどんどんイビツなものになっていきます。すると、いざという時に資金調達ができませんからくれぐれもご注意ください。

・周囲が「今後1割減収だろう」と言うときは、2割減と考える

「先の見通しは悪く考えておく。それよりも悪くならなければ、その分は儲けものという気持ちで臨みなさい」というものです。ブリヂストン CEO の荒川詔四氏も、「世界のリーダーは皆小心者だ」と語っていましたね。
私は何故か周囲からイケイケに見られるのですが、実際は真逆でして、毎年売上計画には減収予測を入れていますし、毎月それをチェックしています。また、何か問題が起こったときは考えられる
最悪の事態を想定します。そうすることで準備もできますし、「あ、心配したけど大したことなかったな……」と精神的にも楽になるからです。
逆に「最近調子良いなぁ」と思うと、不思議と問題が発覚します。経営は問題が起こっているのが常態であって、油断せず、常にリスクを念頭においておく必要があるのだと思います。

・企業の存在意義は付加価値を生み出し、適正に分配すること

「社会にとって有益なモノやサービスを生み出して、付加価値を生み出すのが企業の存在価値である。そして、貢献した者にこそ付加価値を受け取る権利がある」とありました。
「新しい商品やサービスを生み出すこと」は、多くの企業が努力していると思うのですが、「分配」は意外と上手くいってないように思います。「頑張っても頑張らなくても給与が同じなら、頑張らないのが普通で、頑張る人は変人だ」と何かの本で読みましたが、経営者はついそのことを忘れます。

ある会社は、「社長の息子だから」という理由で高額の報酬を出していました。しかし、その息子はロクに仕事をしていなかったため、幹部がどんどん退職して、空中分解してしまいました。
利益が出たら、その「貢献者」へ適正に分配する。そして次の付加価値を生み出す。そのサイクルを回すのがとても大事だと思う次第です。

読んでいて、反省させられる点も多いのですが、そういう意味でも良書だと思いますのでオススメいたします。

経営とは信長 秀吉 家康を一人三役でこなすこと

2022.09.01更新

信長 秀吉 家康
戦国を代表する3人で誰が好きかと聞かれれば、皆さん答えは様々でしょうね。

ちなみに、わたしは秀吉→信長→家康の順で好きです。
家康は晩年の政治的な暗いイメージがどうも好きになれないです。

ところで、戦国時代はものすごく大雑把に言うと、
・信長が旧い制度を破壊
・秀吉が統合
・家康が安定させた
と言えます。

これが企業の場合、誰が好きとかではなく、長く経営してると一人で三役を果たす必要があります。創業期は人もお金もないので、なりふり構わずチャンスをモノにする必要があります。周りの目など気にしていてはダメでしょう。

会社に実力がついて来たら、秀吉のように周囲の力を利用し、周囲を儲けさせることを優先すると概ね上手くいきます。

最後は家康のように財力、権益、人的資源を背景に経営の安定化を図る…

家康の域までまで辿り着けば大したモノだと思います。
もっとも、私は家康嫌いなので、秀吉まで達成したら引退するつもりですが、皆さんはいかがでしょうか?