【経営サポート】

長崎市トライアルオーダー認定制度

2010/05/25

 中小企業が新商品を開発したとき、自分たちは当然「いい商品」と思って営業しているけれども、なかなか売上につながらないのが普通でしょう。
 「iPad」「ファイナルファンタジー」のようなメジャー過ぎるアイテムやタイトルならば、これまでの実績・信頼・ブランドから、新商品とはいっても予約殺到!となりますし、そのレベルではなくても、大企業の開発した商品なら、TVCMや週刊誌・ビジネス誌への広告掲載などで、そこそこの売上は獲得するでしょう。

 中小企業は、広告に莫大なオカネはかけられませんし、新商品のブランドも確立できていませんから、「これだけの会社(○人の方)が購入くださっています」といった販売実績が大切なアピールになると思います。

 しかし・・・その販売実績がつくれない!という方は、まずは長崎市に売ってみましょう。

 「長崎市トライアルオーダー認定制度」は、長崎市内で1年以上事業を営んでいる中小企業者を対象として、開発された新商品を市長名で認定し、その商品を長崎市が(ニーズによりますが)優先的に買ってくれる、というものです。(ただし食料品などは除きます。)
 長崎市が購入することにより、それを販売実績として、販路拡大に役立ててもらうのがねらいです

〈長崎市トライアルオーダー認定制度〉

◎対象者 次の(1)~(4)の要件をすべて満たす方
(1)中小企業者または中小企業団体
(2)長崎市内に主たる事業所または新商品を製造する拠点を有しており、長崎市内で1年以上事業を営んでいること。
(3)長崎市税・事業税・消費税及び地方消費税を滞納していないこと。
(4)申請時に長崎市の指名停止を受けていないこと。

◎対象となる「新商品」 次の(1)~(4)のすべての事項を満たす商品
注意 - 医薬品類及び食料品,動物類,試作段階のものは除きます。
(1)一般的な流通経路などで広く販売されておらず、既に企業化されている商品と異なり、技術力・新規性・独自性・有効性等といった面で優れていること。
(2)長崎市で使途が見込まれ、かつ、長崎市による購入実績がないこと。
(3)申請の時点で、販売を開始してから5年以内であること。
(4)関係法令に適合していること。

◎募集期間 平成22年7月1日(木)~平成22年7月30日(金)

◎問い合わせ・申請先
長崎市商工部産業雇用支援課 電話 095-829-1313
〒850-8685 長崎市桜町4-1商工会館4F

 現時点(平成22年5月25日)では、申請方法について、「トライアルオーダー認定申請書」に、事業実施計画書や直近3事業年度の決算書などを添えて提出する、ということがわかっています。認定申請書の様式等は、長崎市産業雇用支援課の準備が済むまでしばらく待って、後日、同課より入手ください。(おそらく、長崎市《産業振興》のホームページで告知される際にダウンロードできるようになると思います。)

 ところで、長崎県でも、平成17年度から平成19年度にかけて、長崎県または関係団体が試験的に中小企業の新商品を購入して納入実績をつくり、使用結果を評価・公表して販路拡大を支援する・・・というしくみがありました。(長崎県トライアル発注制度)
 しかし、長崎県が「買ってくれた」ということで満足(?)したわけではないでしょうが、トライアル認定を受けたほとんどの企業はその後の販路開拓につなげられず、結局3年間で(という予定ではあったのですが)その制度の継続は止めた経緯があります。(この制度の元祖である佐賀県はまだ継続中です。平成22年度1回目募集は平成22年5月31日締切。2回目が平成22年10月1日に募集される予定です。)

 長崎県が行ったときと同じ轍を踏まないために、長崎市内の中小企業の方は、長崎市から商品認定を受けることや購入してもらうことは、あくまでも顧客へ売るための手段・ステップと捉えつつ、このトライアルオーダー認定制度を活用していただければ幸いです。

長崎オフィス 経営サポートグループ 荒木貴光


お気軽にお問合わせ下さい ご相談は無料です TEL092-403-5544 Webはこちらから